ポンコツくん
ポンコツくん
かんな
- SEO対策の基本と内部対策と外部対策について
- 自分で出来るSEO対策の設定リスト(自分でやると10万円ぐらいお得!)
サイトのアクセス数を増やすにはSEO対策が必要不可欠です。
SEO対策というと、とても難しく感じるかもしれません。しかし、今では誰でもカンタンに対策することが可能です。
何故ならGoogleの検索エンジンやサイトの評価システムが昔と比べて劇的に進歩したため、小手先のSEO対策が無力化され、必要最低限のSEO対策をすることで、価値のあるサイトはある程度のSEO効果を期待できるようになりました。
今回は、検索順位を上げるための最低限の設定とSEO対策の心構えを順に解説してきます。
かんな
目次
Google検索とYahoo検索の検索エンジンについて
日本のユーザーの96%はGoogle検索とYahoo検索のどちらかを使っています。この検索に使われている検索エンジンは、Googleの検索エンジンが使われています。
そのため、Google検索で上位表示できないサイトは、Yahoo検索でも上位表示されません。
Google検索がダメならYahoo検索で上位表示を狙うという考えを持つ方もいるかもしれません。
しかし、Google検索エンジンを攻略しない限り、Yahoo検索を攻略することは出来ません。
検索エンジン | シェア(日本) |
Google(ぐーぐる) | 75.30% |
Yahoo!(やふー) | 20.55% |
bing(びーいんぐ) | 3.48% |
Baidu(ばいどぅ) | 0.29% |
DuckDuckGo(だっくだっくごー) | 0.16% |
MSN(えむえすえぬ) | 0.08% |
参考資料:stat counter Search Engine Market World wide
2019年6月時点
マイクロソフトの開発するBing検索の利用者数はGoogleやYahooに比べると圧倒的に少ないです。
【検索流入】ほとんどのアクセスはスマホ(スマートフォン)から
Google検索やYahoo検索などからの検索流入ですが、端末はスマートフォンからのアクセスほとんどです。
明確な統計情報も一般には公開されていませんが、一般的にはスマホからの検索流入はアクセス全体の7割程度を占めると言われています。
必ずスマホユーザー向けの専用のレイアウトとデザインを用意する必要があります。PCで表示されるデザインをそのままスマホに表示すると、文字が小さく非常に見づらくユーザビリティが下がってしまいます。
ユーザビリティが下がると直帰率の増加やページの滞在時間の低下につながり、サイト評価を落としてしまう可能性があります。よって検索結果で上位表示することが難しくなります。
ページの滞在時間が長ければユーザーに価値のあるコンテンツを提供していると評価されます。
SEO内部対策の基本6選!最低限の設定項目は自分でしよう!
SEO対策にはブラックハット(即効性+ペナルティを受ける可能性が高い手法)とホワイトハット(じわじわ効いてくる+ペナルティを受けないマジメな手法)の二通りがありますが、今回紹介するのはホワイトハットのSEO対策です。
- メタディスクリプション(metadescription)を設定する
- 適切にメタタグ・alt属性を設定する
- ページタイトルには狙うキーワードを盛り込む
- 同一ページのURLを統一する
- SSLを導入する
- 内部リンクを設置する
その中でも、今回紹介するのは初心者の人でも出来る、最低限しておくべき設定リストです。
ホームページ制作を依頼して、これらの設定がなされていなかった場合はすぐに制作会社を変えたほうが良いです。
メタディスクリプション(metadescription)を設定してクリック率を高める
メタディスクリプションとは、ページの概要を検索エンジン等に伝える際に使用するHTMLタグの一つです。
メタディスクリプションを設定することでGoogle検索やYahoo検索時に表示される概要文を指定することができ、検索順位上昇・および検索流入の向上につながる可能性があります。
メタディスクリプションを記述しない場合、検索エンジンが勝手に概要文を作り出してしまうので不自然な文章になってしまいます。そのため、SEO対策する上で必須です。
メタタグとは、ページの概要などのサイト情報を検索エンジンやブラウザに伝えるための設定項目です。
SEO対策においてメタタグの中で最も重要なのが「メタディスクリプション」ですが、メタディスクリプション以外にも様々な設定タグがあります。
メタディスクリプションをHTMLに直接記述する場合
<head>
<meta name="description" content="メタディスクリプションの説明が入る">
</head>
メタディスクリプションは前文にページの概略がわかるように記述し、100文字程度にまとめましょう。
WordPressでメタディスクリプション設定する場合
記事編集画面の一番下にメタディスクリプションを記述する欄があります。
画像のalt属性を設定してSEO効果を高める
画像タグ(img)にはalt属性を設定することができますが、alt属性は以下の場合においてSEO効果が出る可能性があります。
- ページ内で必要とされる画像だった場合
- 画像内にテキストがなく、検索エンジンが上手く認識できない場合
alt属性は画像の読み込みに失敗した際も表示される情報ですが、検索エンジンとっても非常に重要な情報です。
画像のalt属性をHTMLに直接記述する場合
<
img
src
=
"画像のURL"
alt
=
"画像の説明"
>
画像のalt属性をWordPressで設定する場合
画像をクリックして編集ボタンを押すと下記の画面に遷移します。
画像に関連するSEOキーワードを入力して保存を押します。
SEOは見出しが命!ぺージのタイトルとh1にSEOキーワードを必ず入れる!
SEO対策をする場合、狙うキーワードは必ずページタイトル・h1タグに盛り込むようにして下さい。
検索エンジンはページタイトルや見出しタグ内のキーワードを重要視する傾向があり、狙うキーワードを含めてそれぞれ作成しておくと、検索順位付けで優位になります。
ただし、タイトルや見出しだけクオリティを高めておきながら本文の質が悪い(見出しと本文の内容が一致しないなど)と、見出しがしっかり作られていたとしてもSEO的に逆効果になってしまうことがあるので注意して下さい。
狙っているキーワードは前方に入れる
検索ユーザーは、調べたい内容を先に入力する傾向があります。
そのため、狙うキーワードは可能な限りタイトルや見出しの前方に入れるようにしましょう。
タイトルの文字数は35文字以下
検索結果に表示される文字数は35文字程度であり、長すぎるタイトルは勝手に省略されてしまいます。
そのため、できるだけ35文字以内で伝わるタイトルを設定するようにして下さい。
URLを統一してリンクポピュラリティの分散を防ごう
全く同じ内容でも、少しでもURL構造が異なれば検索エンジンは別ページとして認識します。
そのため、他サイトからリンクをもらったとしても、リンク先ページのURLが統一されていない場合、リンクの評価が分散してしまいます。
リンクの評価が分散するとSEO的に非常にもったいないです。リンクの評価を統一するためには、「リダイレクト設定を行なってページのURLを統一する」または「canonical属性を用いてURLの正規化」をして下さい。
SSL(https)のドメインにする
GoogleはSSLを導入しているサイトをSEO的に優遇するということを2014年に公表しています。
昔はSSL導入コストが高かったですが、今では無料で簡単にSSLを導入できる仕組みが提供されているレンタルサーバーが増えています。
レンタルサーバーはどれがおすすめ?厳選レンタルサーバー4社の特徴を比較してみた。URLのwww有無を統一する
ドメインを設定する際「wwwのあり・なしを設定」します。必ずどちらかに統一するようにして下さい。
統一しなかった場合、リンクポピュラリティの分散が起きるなどの悪影響が出る可能性があります。
内部リンクを設置してサイト内の回遊率を上げる
サイト内に適宜内部リンクを設置して、サイト全体の回遊率を高めることで、SEO的に有利になることがあります。
【SEO対策】Googleの無料ツールで絶対にやるべき設定3選
SEO対策に取り組む前に、必ずGoogleの無料ツールの設定をしておきましょう。
Google Analytics設定
Google Analyticsを設定することで、詳しいアクセスユーザーの情報を分析できるようになり、今後のサイト運営に役立てることができます。
PVやUUなどの基本的な数値情報はもちろんのこと、年齢層や性別・地域まで取得することが出来るので、こちらもsitemapと同じくらいには重要でしょう。
Google Search Console設定
Google Search Consoleとは、Google検索時にどのキーワードで何位に表示されて、どの程度クリックされたのかなどを分析できる無料ツールです。
ホームページにGoogle Search Consoleを導入することで、どのキーワードで上位表示で成功しているのか、といった検索流入キーワード関係の分析を効率よく進めることができます。
Sitemapの設定
SitemapをGoogle Search Consolに登録することで、検索エンジンがサイトの更新を検出しやすくなります。
新しいページを公開した直後に検索エンジンにインデックス(登録)されて検索結果に表示されるようになる可能性が高まります。
ホームページを運営する上で必要不可欠な設定であるため、忘れずSitemapを登録しましょう。
SEO外部対策の基本4選
SEO対策は、内部リンクを設置するなどの内部対策だけではなく、外部対策も非常に重要です。
SEO外部対策をする上での基本について順に解説してきます。
SEO対策で重要な権威性EAT(専門性、権威性、信頼性)とは?
Googleの検索エンジンは、サイト運営者の権威性を重要視する傾向が目立ち始めています。
特にYMYL領域(Your Money Your Life)といわれるジャンル(医療健康投資など生命や人生に大きな影響のあるジャンル)では権威性や専門性・信頼性が重要視されており、少しでも怪しいサイトは、SEOのペナルティを受けやすくなります。
これらの専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)をまとめてEATと呼びます
専門性(Expertise)
カンタンに言うと特定の分野について詳しく掘り下げて構築されているサイトのことを指します。
例えば当サイト「ホームページ制作の極意|足軽.com」は、ホームページ制作に特化したサイトにするためにはホームページ制作以外にも、SEO、デザイン、CMS、ホームページ制作会社などの情報を網羅的に用意する必要があります。
サイトを訪問したユーザーが他のサイトへ遷移せず、自分のサイト内で回遊し、課題をかいけ
権威性(Authoritativeness)
権威性は、記事を執筆している者の影響力のことをいいます。
その人のブランド力と解釈しても問題ありません。
例えば「SEOは〇〇と〇〇に取り組めば絶大な効果がある!」というテーマで記事が書かれていた場合
「元GoogleのSEOアナリスト」書いた記事と「誰か知らない人」が書いた記事とでは当然、信頼性が全く違います。
この権威性もGoogleの評価ポイントの一つです。
信頼性(Trustworthiness)
信頼性は、参考・参照・引用している情報に間違いがないか、サイト・運営者どちらも信頼できるかどうかということが評価される指標です。
例えば法律関係の記事で無名のサイトから引用してきた情報よりも、文科省や国土交通省など誰が見ても信頼性が高い情報を引用している記事の方が圧倒的に信頼性が高いです。
医療などジャンルによってはこれらの専門性・権威性・信頼性が非常に重要となっています。
SERPs(サープス:Search Engine Result Page)とは?
SERPsとは、ユーザーが検索した際に表示される検索結果ページのことを言います。
ただし、GoogleやYahooなどの一部の検索エンジンサービス場広告出稿サービスも提供しており、ユーザーが調べる内容によっては、一番最初に広告が表示されるようになっています。
シェアされることの重要性
Twitterなどでシェアされると、検索流入以外でのアクセスが増える可能性があります。
それ以上に重要なのが、シェアされた記事が他の人に読まれてさらにシェアされることによって信頼性が高まっていくことです。
信頼性はEATの要素の一つでもあるため、非常に重要です。
SNSが浸透しGoogle検索以外の選択肢が増えてきています。Twitter、インスタ、YouTubeなどからのアクセスを稼ぐことが権威性のEATにつながります。
被リンクはやっぱり重要!自然なリンクを獲得するための方法
昔から被リンクは非常に重要視されていますが、それは今でも代わりません。
しかし、不自然なリンクや大量のリンク購入などはNGです。
自然な被リンクを獲得するには以下のような方法があります。
- まとめ系・ランキング系の記事を書く
- トラブルシューティング系の記事を書く
まとめ系・ランキング系の記事を書く
Googleの画像検索で「カオスマップ」と検索すると様々なジャンルのカオスマップの画像が表示されます。
これはSEO対策で作られたコンテンツで、SNS上でのシェアを目的に作られています。
トラブルシューティング系の記事を書く
トラブルシューティング系の記事はシェアや引用(リンク)を貰いやすく、さらにコンテンツとしても比較的カンタンに作ることが出来るので初心者におすすめです。
SEO対策で絶対にやってはいけないこと5選
SEO対策は婦人を上げる上で非常に大切なことですが、あまりに過剰なSEO対策をしてしまった場合、それが影響してホームページ全体にペナルティがかけられることがあります。
特にやってはいけないことが以下の5つです。
- 被リンクを自演する(自演リンク)
- 過剰にキーワードを詰め込みすぎる
- 他サイトの記事をコピーする
- 似たようなページを量産する
- サイトが相当見づらくなるくらい内部リンクを設置する
被リンクはとても大切ですし、タイトルや見出しに狙うキーワードを入れることも必要不可欠なSEO対策です。
節度を持って対策することが重要で、過剰に対策するのはかえって逆効果です。
ユーザーのために価値のあるコンテンツを作る
SEO対策で最も効果的な対策は「ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作り続ける」ことですが、時間と労力がかかります。
昔は検索エンジンの性能が低かったため「キーワードを詰め込めば検索順位が上がる」「被リンクをひたすら買う」といった単純な方法でSEO対策可能でしたが、今では通用しません。
ユーザーにとって本当に価値のあるコンテンツとはどのようなコンテンツでしょうか?
- ユーザーが記事を見て、悩みや課題を解決できるかどうか(検索ニーズにマッチしているかどうか)
- 記事の内容が信頼に値するか(権威性)
上記のポイントにフォーカスしてコンテンツを作成する必要があります。
良質なWebコンテンツを作るのに絶対に必要な5つのスキル
良質なWebコンテンツを作るには5つのスキルが必要です。
- ライティング
- デザインセンス(画像の加工や挿絵など作成)
- 専門的な知識
- 企画力(記事の作成とサイト全体の構成)
- マネジメントスキル
ライティングスキル
一番必要なのはライティングスキルです。これがないとどうにもなりません。
Webライティングの基本デザインスキル
一から何かを作るスキルは必要ありませんが、素材を組み合わせて分かりやすい挿絵やおしゃれな色合いを作り出すスキルは必要です。
専門的なスキル
例えば「ホームページ制作の解説サイト」を作る場合、プログラミングやデザインスキルがなければ絶対に良質なコンテンツを作ることは出来ません。
専門的なスキルがない場合は、まず専門的なスキルを身につけることから始めましょう。
企画力
サイト全体の企画や各記事の企画を考えるスキルも必要です。ユーザー抱えている課題を「どのように解決するかを考えるスキル」はかなり重要でサイト全体に作用します。
マネジメントスキル
趣味でブログをやっている人はわからないかもしれませんが、お金を使って人に依頼しコンテンツを作っていく場合、必ずマネジメントスキルが必要になります。
記事制作依頼の場合、コンテンツ作成者が作業しやすいレベルにまで作業を落とし込む必要があります。
各見出しは発注者で作成したほうが、良質なコンテンツを作ることが出来ます。